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体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

加齢臭には抗酸化食品を

加齢臭を予防するには、元になる活性酸素を抑制することが大切です。活性酸素を退治する働きを「抗酸化作用」といいますが、ビタミンCやE、カロチンなどには、強い抗酸化作用があります。

とくに、ビタミンEは「若返りビタミン」といわれており、油の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。老化防止には欠かせないビタミンといえるでしょう。ビタミンCと一緒にとると、CがEの抗酸化作用を高めてくれるので、より効果が上がります。

また、ビタミンEは、酸化しやすく熱に弱いので、植物油から摂取する場合はドレッシングオイルなどにして、非加熱のまま使うようにしましょう。玄米や胚芽にも多く含まれるので、主食を玄米や胚芽米(パン)などにして、日々の食事でコンスタントに摂取するといいでしょう。

ビタミンCにも強い抗酸化作用があり、加齢臭防止に欠かせない栄養素です。ビタミンCには、血管や骨を強くして、白血球の働きを強め免疫力を上げるという働きももっています。

食べ物からとるだけでなく、外からの刺激も加齢臭を防ぐのに役立ちます。たとえば、レモンタオルマッサージ。これはレモン汁を含ませたタオルで皮膚をマッサージすることで、ビタミンCの抗酸化作用が直接、皮脂腺に作用して、加齢臭を防ぐというものです。レモンの酸には殺菌効果もありますし、さわやかな使用感も期待できるでしょう。

抗酸化作用のある物質は活性酸素の攻撃をブロックするとともに、活性酸素によって傷つけられた細胞を再生させることで、さらに加齢臭を防ぐ働きも持っています。

抗酸化物質の代表は、ポリフェノール(赤ワインやチョコレート)、ベータカロチン(ニンジン)、カテキン(緑茶)、イソフラボン(大豆)、セサミノール(ごま)などですが、ウコンやアロエにも抗酸化物質が含まれているといわれています。

また、抗酸化力をつけるには、鉄やマンガン、亜鉛などのミネラルの摂取も非常に重要です。ターメリックやわさび、ショウガなどの香辛料やスパイスにも抗酸化作用のあることがわかってきています。肉や魚料理に使うと、これらの酸化を防ぐ働きがありますから、上手に料理に利用しましょう。



五味常明著『気になる口臭・体臭・加齢臭』(旬報社)より


気になる口臭・体臭・加齢臭


体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

加齢臭予防に効く食事法

加齢臭の元となるノネナール対策には、毎日の食事に注意することが基本です。ノネナールが苦手とするのは、抗酸化作用のある食べ物。たとえば、ビタミンCです。これには強い抗酸化作用がありますから、活性酸素を抑制してくれます。

どんな食品が加齢臭の撃退に役立つのかは、第6章で詳しく紹介しますので、ここでは、食事法について説明しておきましょう。

食事の基本は、和食に置きます。主食は、できるだけ未精米の穀物や、胚芽部分にビタミンEが含まれている雑穀などがおすすめです。精米されていない玄米や胚芽米には、胚芽に含まれるビタミンB群のほか、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルが含まれています。もちろん、未精米なので、食物繊維を豊富でしょう。

副食には、近海でとれる魚介類や海草、季節の野菜や豆類などを意識してとりましょう。デザートには、四季折々のおいしい旬の果物をいただきましょう。

とくに、みそや豆腐など、和食に欠かせない大豆製品には、抗酸化作用のある物質がたくさん含まれていますから、毎日必ずとりたいものです。もともと大豆には、イソフラボンや大豆サポニンといった抗酸化作用のある成分が含まれているのですが、みそや豆腐などは、発酵などの加工過程で、それらの成分がより増強されるといわれています。

ただし、肉類はできるだけ避けてください。脂肪酸の分泌を高め、加齢臭増加の原因となる肉類の摂取は控えめにするよう心がけましょう。

その他、朝食時の梅干しもおすすめです。梅干しは口臭をはじめ、すべての体臭を減少させます。食後は緑茶で一服しましょう。また、薬味を上手に使うことも大切です。わさび、ショウガ、ごま、ねぎ、大根おろし、ゆずなどの薬味を取り入れましょう。食べたあとは、一時的に薬味のニオイが口に残りますが、それぞれの食品が胃液の分泌を高め、血液を浄化してくれるので、結果的にはニオイを抑えることにつながります。

とはいえ、年齢とともに加齢臭は誰にでも起こるものなのです。食事法などで気をつけるほかに、加齢臭予防に大切なことは、「体臭を気にしない」ということです。

加齢臭の元、ノネナールを作る過酸化脂質は、体内の活性酸素が発生することによって増加します。その活性酸素が発生することによって増加します。その活性酸素が発生する最大の要因はストレスです。ストレスこそ、加齢臭の大敵といえるでしょう。ストレスとニオイ発生の関係は、こうなります。自分のニオイを気にする→ストレスを感じる→活性酸素が発生する→過酸化脂質が増加する→ノネナールが作られる→加齢臭が増加する→自分のニオイを気にする(最初に戻る)。

この悪循環を断ちきるには、ストレスを上手に解消し、ニオイのことをあまり気にしすぎないことでしょう。カラオケやスポーツなど、好きなことでストレスを解消していけば、活性酸素の発生も抑えられ、老化防止につながります。

内側だけでなく、外側からもニオイケアをしたという人には、加齢臭を減少させる商品を利用する方法もあります。ニオイが気になり、それがストレスになっているという人にはいいかもしれません。

現在販売されているものには、石鹸、ボディーシャンプー、ローション、乳液、パウダー、汗ふきシート、わき用汗取りパット、シャツ、衣料用スプレー、室内スプレーなどがあります。これらを必要に応じて、組み合わせて使ってみるのもよいでしょう。


また、中高年の女性には、この世代特有のニオイに関する悩みがあります。更年期なると、ホルモンバランスの崩れから汗腺機能が低下し、体を動かしてもいないのに、ぐっしょりと汗をかいてしまうという場合がみられます。このようなトラブルが加齢臭年代と重なると、余計にニオイが気になることが多いようです。


五味常明著『気になる口臭・体臭・加齢臭』(旬報社)より


気になる口臭・体臭・加齢臭


体臭についての相談(回答内容別)
体臭についての相談(質問内容別)

「オヤジ臭」の正体は?

加齢臭に男女の差はありません。しかし、最近よく聞くようになった「オヤジ臭」という言葉は、その名のとおり、明らかに中高年男性特有のニオイを指しているようです。しかも、いやなニオイとして嫌悪されているように感じられます。


いったい「オヤジ臭」とは、どんなニオイをいうのでしょうか? あえていうなら、オヤジ臭とは、加齢臭に、頭皮口臭、汗やわきのニオイ、足臭やタバコ臭など個人特有のニオイに、さらに日常の生活環境のニオイが混ざってできるものでしょう。

ただ、なぜ、「オバサン臭」はなく「オヤジ臭」なのかということを考えると、男性のほうが汗をあきやすく、皮脂腺も活発なので脂肪の分泌も多い。ゆえに、男性は女性よりもニオイの元の量が多いのかもしれません。

また、女性のほうが過酸化脂質を作る活性酸素の発生が少ないために、加齢臭の元となるノネナールが増加してくるのは男性よりもかなり年をとってからともいわれています。このようなことから、同年代の中高年男女を比較した場合、男性のニオイのほうが目立つのでしょう。

若者はオジサンの加齢臭を“鼻”だけで嗅ぎ分けているわけではありません。中高年男性の目にあまる言動を視覚的・聴覚的なイメージでとらえ、「オヤジクサイ」と嗅覚的に表現しているのかもしれません。

駅のホームでタンを吐く、食後に爪楊枝でシーハー、人前でも平気でゲップ、職場では靴下まで脱いで爪切りをする、時代遅れのオヤジギャクで場を白けさせる…。オジサンたちのこんな光景を目撃すれば、若い女性が「オジサンは“目”にも“耳”にも臭い」と敬遠するのは、しかたのないことでしょう。つまり、実際にはニオイ数値が低くても、日ごろのだらしない行動から、「臭い」とイメージさせられるのです。「オジサン臭」の正体は、「イメージ臭」なのかもしれません。

私のクリニックにもここ数年、体のニオイの悩みで来院される中高年男性が増えています。背景には次のようなことが考えられます。

今や、所行く場で女性の意向やニオイに対する嗜好を無視できなくなっています。逆に、中高年の男性が、やっとエチケットに目覚めてきたともいえるでしょう。

しかし、いったん自分の体のニオイに意識が向くと、極端なニオイ過敏に陥る人がいます。これに、現代社会のゆきすぎた清潔志向が拍車をかけます。「ニオイ=不潔」といった強迫観念に縛られ、さらに、仕事のストレスが追い打ちをかけると、ダメージはふくらむばかりです。仕事がうまくいかないことも、ちょっとした人間関係のつまずきさえも、「自分の体臭が原因か?」と悩んでしまうのです。身だしなみに気をつけるなら、悩む必要はありません。自信を持ちましょう。


五味常明著『気になる口臭・体臭・加齢臭』(旬報社)より


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加齢臭を増加させる要因

加齢臭は、じつは生活習慣病と大きな関係があります。
典型的な例をあげてみましょう。食べ物では肉類が好きで、お酒はガンガン、たばこもスパスパ、仕事仕事で運動不足、当然ストレスも多い、このような生活を送っていると、生活習慣病になりやすいということはよく知られています。


加齢臭が発生するシステムも、似ています。年を重ね、不摂生を続けていると、血管の中にコレステロールが蓄積するのと同じように、皮脂腺にも脂肪分が増えていきます。分解される脂肪が多くなるということは、当然、加齢臭の元となるノネナールの量も多くなっていくのです。こうしてみると、生活習慣病になりやすい生活を送っている人ほど、加齢臭も強くなりやすいといえるでしょう。

ストレスも関係します。ストレスを感じていると、体の中の活性酸素が増加します。ノネナールは、脂肪酸の一種パルミトオレインサンが過酸化脂質と結びついて作られることは、前に述べたとおりです。

ところで、この過酸化脂質が増えるのは、実は活性酸素が体内に大量発生したときなのです。ストレスをためればためるほど、活性酸素が増え、結果、過酸化脂質も増加するというわけです。加齢臭の強弱は、活性酸素の量の差、つまり、ストレスの強さが大きく影響するのです。

そこで、加齢臭の原因を減らしたいと思ったら、当然、ノネナールを発生させないために体の内側からの対策が必要となります。

まず、パルミトオレイン酸の原料となる肉類、マヨネーズ、バターなどの脂質摂取を控えましょう。そして、活性酸素を減らすビタミンCやEを、野菜や果物類から充分にとりましょう。ビタミンCとEはお互いの劣化を防ぎ合う効果があるので、一緒にとるとより効果的です。さらに、活性酸素によってダメージを受けた細胞を再生する「抗酸化物質」を多くとることも大切です。抗酸化物質の一例をあげると、緑茶のカテキン、ゴマに含まれるセサミノール、赤ワインに豊富なポリフェノール、大豆に含まれるイソフラボンなどです。


五味常明著『気になる口臭・体臭・加齢臭』(旬報社)より


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加齢臭の元、ノネナール

最近よく耳にするようになった言葉に「加齢臭」があります。これは、読んで字のごとく、人が年齢を重ねるにつれ発するようになる中高年特有の体臭を指します。では、なぜ加齢臭が発生するのでしょうか。

人の体には、皮膚のうるおいを保つための皮脂を分泌する皮脂腺があります。年齢を重ねると、この皮脂腺の中にパルミトオレイン酸と呼ばれる脂肪酸が増加します。それと同時に、過酸化脂質という物質も増え始めます。

パルミトオレイン酸が、この過酸化脂質と結びつくことにより、分解・酸化されてできるのがノネナールという物質dす。このノネナールこそ、加齢臭の元なのです。

さて、この加齢臭という言葉の登場と同時にマスコミに取り上げられ出したのが「オヤジ臭」です。加齢臭が「オヤジ臭」の原因だともいわれ、大きく騒がれました。

しかし、この加齢臭が起こる仕組みは男女共通のもので、男性特有のものではないのです。つまり、「加齢臭=オヤジ臭」ではないのです。汗も脂肪酸も分解されなければ悪臭にはなりません。汗や脂肪酸が分解されてしまえば、強弱の差はあっても、男女ともににおうことに変わりはないのです。

女性にくらべて男性のニオイが目立つ、あるいはとりあげられやすいのは、清潔さや服装に対する気づかいの違いのせいではないでしょうか。

つまり女性の多くは、男性が毎日スーツを着るように同じ服を身につける人は少ないし、化粧品や香水、微香性のデオドラントスプレーなどを使うため、体臭そのものが表にでないことが日常となっているわけです。逆にいえば、香水やお化粧はいずれ落とすのだから、加齢臭は男女ともにケアすべきものなのです。

加齢臭の元のノネナールとは、いったいどのようなニオイなのでしょう。一般的に、ノネナールは「ロウソク」や「図書館(古い本)」、「青臭いチーズ」のようなニオイといわれています。しかし、こう聞いただけで、ノネナールのニオイは大キライという人はそれほどいないと思います。

じつは、加齢臭を考えるとき、若い世代の嗅覚にも問題がないとはいえないと思うのです。
嗅覚は3~4才頃までにほぼ完成されますが、この時期におじいちゃん、おばあちゃんと過ごした人は、成人しても加齢臭をいやとは思いません。ひとつの家に三世代同居か、祖父母が近くに住むか、あるいは、休みごとに田舎の家に遊びにいくのが当たり前だった時代には、年齢を重ねて生じてくるニオイを、ことさら「加齢臭」といって、問題にすることもありませんでした。そばにあったけれど気づかなかったニオイ、いやだとは思わないニオイだったともいえるのです。

清潔志向の今の時代になって、年をとれば誰でも出てくるこのニオイが気になりだしたのでしょうか。気にするなとはいいませんが、へんに気にしすぎるのも考えものといえるでしょう。



五味常明著『気になる口臭・体臭・加齢臭』(旬報社)より


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女性の加齢臭チェック&予防法

体臭には、わきが、汗のにおい、皮脂腺から出る皮脂のにおいの3種類があります。
いわゆる“加齢臭”は皮脂から出るにおいで、女性ホルモンの減少などによってノネナールという加齢臭のもとになる物質が発生することで起こります。
運動不足で代謝が悪い人も、感染に老廃物がたまって汗がにおうことがあります。

わきがをチェックするには、綿棒で耳垢をとってみましょう。耳垢のたまる外耳道の皮膚には、わきがの原因となるアポクリン腺があるので、高確率で判断ができます。

溶けたキャラメル状なら強度のわきがなので、専門医へ。
湿っているなら軽度~中程度のわきが、パサパサしているならわきがではありません。

加齢臭は、枕のにおいをかいでチェック。頭部から発するにおいは自分で確認しやすいので、後頭部の毛の生え際を触ったり、タオルでこすってかいでみるのもわかりやすいです。

人前などで一時的に汗をとめたいという場合は、両バストの5cm上あたりを親指で押してみてください。汗を抑えるツボがあり、その部分から上の発汗が止まります。

日中、体を動かすと乳酸がたまり、それに比例してアンモニアが増えてにおいのもとになります。ゆっくり入浴すると血液循環が減少するので、なるべくシャワーですまさず、湯船に浸かりましょう。

お風呂に消臭・殺菌効果のあるお酢やマコモ(イネ科の植物)を入れてじっくり半身浴するのもおすすめです。

玄米やカボチャ、鮭に含まれるビタミンEやビタミンC、赤ワインに含まれるポリフェノールなどは加齢臭の予防に区かがあります。

緑茶などに含まれるカテキンには、口臭予防だけでなく、体内でにおい物質がつくられるのを防止する力があります。緑茶に梅干しを入れて飲むといいですよ。



女性セブン 2011年3月24日号 より

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加齢臭はこのグッズを使って消そう

消臭効果のある“機能性繊維”が登場し、非常に効果的だとして売れています。
脇の下など1カ所だけに汗をかくのではなく、全身に汗をかいた場合や加齢臭のように全身から出るニオイは、体全体を包む衣類で消臭するのが非常に効果的です。
ニオイが体から外に伝わる間に無臭化してくれます。
他の消臭繊維は合成繊維などに科学的処理を施したものですが、ブリーズブロンズという消臭繊維は天然繊維で消臭効果があります。
よく介護用に使われていて、シーツや枕カバー、寝間着など、介護される人の体臭や尿臭を抑えるというので、介護者にも本人にも好評です。その他、Tシャツ、タオル、靴下といろいろな衣類にも使われています。

衣類用のイオンダッシュ、イオンクリアなどの消臭スプレーは、衣類にスプレーするもの。下着など普通の衣料にスプレーすればいいのですが、皮膚に直接つけるのではない点も安心して使えます。全身に使うことができ、効果があります。ブリーズブロンズ消臭繊維を使った衣類にこれらのスプレーを併用するのもいいでしょう。
体にスプレーするタイプのものは脇の下のような局所にしか使えません。

最近はの酸化チタンを使った光触媒スプレーは、ニオイを成分を光エネルギーで分解し、消臭・抗菌機能をもたせています。




東京スポーツ 2011年3月23日 より

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ニオイのもとは「酸化」 食生活を見直して、体の汚れをためない工夫を

生活習慣病と加齢臭の発生原因は似ている

加齢臭が発生する原因は、生活習慣病とよく似ています。肉類や脂質が好きで、お酒やタバコを好み、運動不足でストレスの多い生活を送っている…。年を重ねてもそんな不摂生を続けていると、皮脂腺にも脂肪酸が増加します。

また、ストレスがあると体のの中に活性酸素が大量発生し、脂肪酸と結びつく過酸化脂質も増加し、ニオイを強く発生することに。加齢臭の強弱は活性酸素の差。つまり酸化の度合いが強くなると、ニオイも強くなるのです。生活を見直し、体の内外ともに汚れをためない努力が必要です。


対策1 ニオイを予防する
加齢臭を予防するには、食生活の見直しとストレスケアを。肉類や脂肪の多い食品をなるべく控え、活性酸素を減らしてくれるビタミンCやビタミンEが豊富な野菜や果物をたくさん食べるように。活性酸素によって傷ついた細胞を修復してくれる、抗酸化成分も効果的です。緑茶に含まれるカテキンや、大豆のイソフラボンなどが代表例。

■和食中心の食生活に変更する
食事の基本は和食に。胚芽部分にビタミンEが含まれる雑穀類や、野菜もたっぷりと。みそや豆腐などの大豆食品には抗酸化作用が。

■ストレスをためない
外レスをためると活性酸素は増加。適度なスポーツで体を動かしたり、またイライラしたときは、温かいハーブティーなどを飲むのもおすすめ。


別冊すてきな奥さん ねんきん生活。月15万円で幸せに暮らす 生きがい編
2011年1月 より

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加齢臭の原因は脂肪酸の酸化

加齢臭の原因は脂肪酸の酸化
 清潔志向が高まるなか、体臭を気にする人が増えています。口臭や汗のにおい、わきがなどに加え、シニア世代からは中高年特有の「加齢臭」の悩みも出てきます。加齢臭はなぜ起こるのか、それを防ぐ方法はあるのか、五味常明先生(五味クリニック院長)にうかがいました。
「私たちの皮膚には、肌の潤いを保つための皮脂を分泌する皮脂腺があります。中高年になると、この皮脂腺の中の脂肪酸(パルミトオレイン酸)が増えてきます。また、歳をとると、体内に活性酸素(攻撃力の強い酸素)が発生しやすく、それが原因で過酸化脂質の分泌量も増えてきます。この脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことによって、におい成分のノネナールが増える、これが加齢臭の原因です。
 ノネナールは"青臭いチーズ""古本"のようなにおいと表現されています。シニア世代になると、長年の食生活や不摂生から脂肪酸が増え、酸化に対する抑止力も低下するため、脂肪酸が酸化・分解してノネナールが増加してくるのです」
 加齢臭が知られるにつれ、ノネナールの生成を抑える石けんや化粧品などが市販されるようになりました。こうした防臭・制汗商品のほかにも、加齢臭を防ぐ方法はあるのでしょうか。
「加齢臭を発生させる要因をもとから絶つためには、生活習慣の見直しが必要です。肉などの脂っこいものを多食すれば、皮脂腺にも脂肪酸が蓄積されます。喫煙やストレスなどの不摂生も、体内の活性酸素を増やし、過酸化脂質を増加させます」

加齢臭の過剰反応は考えもの
「食生活では、肉類やバター、マヨネーズなどの動物性脂肪を控え、和食中心の食事にするのがコツ。ノネナールの発生源になる活性酸素を減らすためには、抗酸化作用のある成分を含む食品をとることも大切です。
 野菜や果物類などに豊富なビタミンC・E、大豆製品に含まれるイソフラボン、緑茶のカテキン、ゴマに豊富なセサミノール、赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、代表的な抗酸化成分です。また、ワサビやショウガ、ターメリックなどの香辛料にも抗酸化作用があることがわかっています。制汗作用のあるミョウバン(図1参照)も、加齢臭をはじめ体臭予防に効果があります」
 加齢臭は"オヤジ臭"などと呼ばれ、嫌悪されるいやなにおいととらえられがちです。
「私のクリニックを訪れる方をみても、わずかな体臭を気にする中高年層が増えています。相談者のうち、実際に手術などの治療が必要なのは三割程度で、あとは強い体臭がないのに悩んでいるケースです。
 においは、記憶や精神状態と密接にかかわっていて、好き嫌いには個人差や時代性も関係しています。幼児期にお年寄りと接していた人は、加齢臭はなつかしく、気にならないものです。核家族化が進み、高齢者が身近にいない環境で育てば、かぎ慣れない異臭と感じます。体を清潔にし、身だしなみを気遣うことはエチケットとして大切ですが、加齢臭を気にしすぎるのも考えものだということを覚えておいていただきたいですね」

加齢臭対策に「ミョウバン」を
ミョウバン水溶液の作り方

2リットルの水に50gのミョウバン(粉末)を溶かして水溶液を作り、スプレー容器に入れ、においが気になる部位にふきつけます。さらに効果を高めたい場合は、ミョウバンの水溶液に緑茶とレモンのしぼり汁を加え冷蔵庫で冷やします。液にひたしたタオルで体をふくと緑茶の消臭効果も加わりさっぱりします。



PHP ほんとうの時代 2010年9月号より

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加齢で強まるにおい

Q 加齢臭とは?
 A 一般に、年齢を重ねるうちに出る体臭全般をさす言葉ですが、もともとは、化粧品会社がにおいのもとになる物質の一つ、ノネナールに対してつけた呼び名です。これは、ろうそくや古本のようなにおいで、青壮年に特有のものです。

 Q 高齢者のにおいは違う?
 A 青壮年になると、毛穴にたまった皮脂が分解されて独特の脂肪酸ができます。これを皮膚にすむ細菌が分解してできる、においのもとになる物質の一つがノネナールです。皮脂を分泌する働きが衰える70歳くらいになると減ります。一方、高齢者の体臭は汗くささを強くしたように感じられます。

 Q においの原因は?
 A 内臓の老化に伴いにおいが強くなります。食べ物が分解されてもにおいのもとになる物質が生まれます。これらは便や尿として排出され、一部は腸で吸収されて肝臓で無臭化されます。ところが内臓の機能が衰えると無臭化されずに血液に入り体臭のもとになるのです。

 Q においを防ぐには。
 A 局部的に生じるワキガなどと違い、特別な治療法はありません。においのもとになる肉や脂肪を食べ過ぎないこと、においのもとになる物質の排泄(はいせつ)を助ける食物繊維や、脂肪酸の酸化を抑えるとされるビタミンCなどをとるとよいでしょう。どうしても気になって、においを消すような製品を使いたいのであれば、ミョウバンや重曹を水に溶かし、自家製の消臭剤を体にスプレーするのが安全です。

 Q 生活上の注意は?
 A 「自分がにおう」と心配して来院する年配の方の7、8割は思いこみで実際はにおっていません。意識すればするほど、くさいと感じるようになるものです。ただし、急に体臭が強くなるなどと家族など自分以外の人でも感じるようなら糖尿や肝臓など他の病気の可能性もあるので注意して下さい。



メトロガイド 2011年3月号

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Appendix

プロフィール

Author:gomiclinic
医学博士・五味常明
1949年、長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。 昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱。ワキガ・体臭・多汗治療の現場で実践。 わきがの治療法として、患者が手術結果を確認できる「直視下剥離法(五味法)」を確立。 TVや雑誌でも活躍中。 99年からは、ケアマネージャー(介護支援専門員)として、デイケア事業や、高齢者介護の現場でのニオイのケアにも取り組む。

五味クリニック院長
流通経済大学 客員教授
日本心療外科研究会代表
体臭・多汗研究所所長

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